電車で見るワンセグ視聴風景

ここ数日、電車内で携帯をじっと見ている人をチラホラ見かけます。
シャープの携帯ユーザーを見る限り、どうやらワンセグを見ているようですね。
隣の人も視聴していました。どうやら日本シリーズをチェックしている人が多いようです。通勤の時間に被りつつ、熱心なファンならリアルタイムに結果が気になるもののようで、普段よりもワンセグ視聴中と思われる人がチラホラ居ました。

近年、WEBサイトにてリアルタイムに試合速報をするサービスが多いにも関わらず、ワンセグで視聴する人が多いというのも面白いですね。

特に電車のような安定したコンテンツ受信が望みにくい環境ではワンセグは不利なはずです。WEBやメールでは例え地下であっても駅があればサービスの享受が可能ですが、ワンセグだとギャップフィラーでもないとまず無理ですからね。

原因としていくつか考えてみました。大きな原因として、サービスとメディアの関連付けがあるのかな、と思います。
つまり「日本シリーズの結果を知りたい」「野球の結果を知りたい」と思った時に真っ先に思い付くメディアは未だにテレビなのではないか、という仮説です。先に述べたように、チラ見の視聴が多いので、動画内容はさほど重要視されていないように思われます。あるいは動画内容に期待できるシチュエーションに無いことを分かっているとも言えるかも知れません。

しかしこのチラ見視聴は気掛かりです。得点が表示されれば消されるチラ見スタイルでは広告モデルもうまく機能しないでしょう。
ここは先のエントリで述べた「チャンネル争いに負けた窓際のお父さんにターゲットを絞るのがワンセグの広告モデル的には妥当かも、と思った車内でのひとときでした。