HPの最新鋭ワークステーション(XW8600)にWindows XP 32bitを入れる

研究室で導入したワークステーション XW8600。もちろん64bitなのでVista 64bitなどもインストール可能です。
ただ実際問題として動作しないアプリケーションやプログラムがわんさか出てくるので、結局Vista 32bitを導入していました。
しかしこのXW8600で行うメイン業務のDirectShowアプリ開発において、どうにもVistaだとうまくフィルタが繋がらないため、XP 32bitへの先祖返りを決意しました。

通常であればコチラにあるように、ダウングレードサービスが必要です。リンク先のpdfによると


Q: ダウングレードOSの再インストール方法は?
A: システム内のリカバリパーテーションからリカバリCDおよびOS DVDを作成いただき、それらのメディアを使用して再インストールができます。HPコールセンターからWindows XP Professional正規版のリカバリメディアのご提供はできません。
だそうです。

そのまま何も考えずにインストールするとこうなります。


0x0000007B(0xF78D2524,0xC0000034,0x00000000,0x00000000)

この症状をHPカスタマーセンターに連絡しても対応してくれますが、メモ書きをば。何せ3回電話しましたからね。大変でした。

ドライバの入手が意外でした。Windows XPのインストールCDから起動。F6を押してフロッピーを入れて選択するストレージ用ドライバです。
ダウンロードページを辿り、Windows XPを選択、「ドライバ-ストレージ」に行きます。
ここでSATAの場合は「Intel Matrix Storage Manager Utility and Driver」、SASの場合は「LSI Logic SAS 1068X Driver」を選択します。特に前者に関しては20MBもあります。これからフロッピーに入れることを考えると目眩がするサイズです。
また、試しにダウンロードして実行してみると解凍後、すぐにドライバのインストーラが走るのでこれはフロッピーとは無縁なのだろうな、と判断してしまいがちです。
正解は

  1. 各ドライバをダウンロード
  2. 自己解凍形式なので、解凍先を指定。ここで上側のtmpフォルダを選択すると後々困るので下側のラジオボタンを選択し、任意の場所を指定
  3. 解凍開始
  4. インストーラが起動するのでキャンセル
  5. 解凍場所に移動
  6. 辿っていくとSATAの場合はフロッピーディスクに書き込みを行うアプリが、SASの場合はフロッピーディスクに入れるべきドライバ群があるので、それぞれを実行 or コピー
  7. Windows XPインストーラで指定

で終了します。

SASモデルの人はBIOSの設定にも注意が必要です。BIOSのストレージ設定は、標準値だとSATA/RAIDになっています。これをIDEにしないと、同じエラーが出ます。
また、特にSASモデルの人はXW8600ではカスタム扱いなので、カスタマーサービスに連絡するとシリアル番号を伝えても早合点され、SATAの対処法を伝えられることがあります。。。私の3回の電話のうち、実に2回はSATA扱いされましたから。。。