iPhoneをiPod touchモードで利用する

先日、アメリカニューオーリンズに出張する機会がありました。目的はinternet2 2008 fall meetingへの参加です。

さて、この出張に来る前に上司に心配されていたのが私がパケ死する可能性でした。
通常のSoftbankの世界対応ケータイであればコチラでメールの受信設定を変更しておけば特に心配は要らないと思います。
しかしiPhoneとなると恐ろしいですね。
Apple推奨の設定は設定から「ローミング」をオフにすることで自動接続を防止することができます。

Softbankの世界対応ケータイサイトは情報が古く(10月現在)、iPhoneの文字が見当たりません。
通話は兎も角問題は通信です。海外でのメール・ウェブ・モバイル通信の仕組みを見るにフルブラウザに相当する扱いのiPhoneでは、一番下の

1KB/2円

が該当すると思われます。もっともこれは誤植で

2円/1KB

が正しいと考えられます。
うっかり300KBの画像を転送すると600円。filickrなんか起動したら大変だと思います。
お金持ちな方々なら良いとしても、私のような小市民がこのような事態に遭遇するとiPhoneを封印してしまいそうです。。。

ちなみにAT&Tからこのような発表が出ていますね。月額119.99ドルで100Mバイト相当,199.99ドルで200Mバイト相当のデータを送受できるそうです。やっぱり安くはないですが、この調子で下がっていって欲しいモノです。いや、もう全部フラットでコミコミが良いんですがね・・・

ちょっとは下がったと思われる国際ローミングですが、私の周りでもモバイル/ダイアルアップを含め、「やっちゃった」伝説をチラホラ耳にします。
例えばアメリカの某企業に行ったけども社内ネットワークはセキュリティの都合上貸してくれなかったので、モデムを借りて5人でシェアをし、ダイアルアップ接続をした先輩の場合、AT&Tなどで短期契約すれば良かったのでしょうが、手元のOCNを使ったがために、5日間で40万オーバーの請求がなされていました。これが10年近く前の話ですから、コンテンツがフラッシュや画像などでリッチ化した今ではもっと行くでしょうね。
1年ほど前にもケータイをモデム&ルータ代わりにして数名でシェアしていた上司も、翌月の請求が50万を超えていたそうです。

小市民な私は通話は910Pで、iPhone無線LANのみの設定で過ごしていました。
所謂iPhoneiPod touch化とも言えますかね。パケット代をケチりたいケース(iPhoneを持っている段階でレアケースな気がしますが)にも役立つかと思います。カメラ付きiPod touchと言ったところでしょうか。
あれこれ試行してみましたが、設定から「機内モード」にした状態で無線LANの有効化が出来ることが分かりました。
ネットワークに繋がっていないiPhoneはただの容量が少ないiPodですからね。
蛇足ですが、当初、JBが必要なBossPrefなどからも弄ってみましたが、3Gの接続は切れても、結局はGSMで接続されてしまい、望む結果には到りませんでした。

iPod touchユーザーなどにも参考になるかと思いますが、hotspotサービスの一つであるBoingoでは10月12日現在、ノートPCは対象外ですがiPhoneから接続すると15秒CMを見るだけで15分間の接続が出来ました。その都度15秒見れば何度も利用可能でした。参考までにどうぞ。

(旧サイトより)