ワンセグ エリア放送 〜その1 エリア放送って何?〜

これまで、ワンセグについてあーだこーだ書いてきました。
携帯にも標準搭載され、普及率は立派な数値になっているのは疑いようのない事実です。
そうしたワンセグを利用したサービスとして近年ニュースで見掛けるのがエリア放送です。
これは本放送とは違い、微弱な電波と小規模なアンテナを利用することにより、限定された地域に対しコンテンツ配信を行うサービスです。地域に根ざした情報を流すことが出来る、というのが売り文句です。

この手の実験は2007年辺りからよく見掛けるのですが、口火を切ったのはこの日立のシステムが登場した辺りからではないかと思います。
具体的に実証実験として出てきたのは、2006年10月の西洋美術館での実験ではないかな、と思います。

新しい実験では北海道洞爺湖サミットでの事例TOKYO FLOWER AWARD 2008なんかがあります。

また、7月にはKDDIがエリア放送に関して途中までの経路をIP網で代替するシステムの発表を行ったりしており、エリア放送への関心は多かれ少なかれあるのかな、と思われます。

実は私、割とこの手の実験の走りを某所で技術スタッフとして担当したことがあります。その時のことをちょっと数回に渡って紹介してみようかな、と思います。もしワンセグエリア放送をやってみようかな、と思っているような方が居られれば、参考になれば幸いです。