ワンセグ エリア放送 〜その5 どう利用するのか?〜

前項では、ワンセグエリア放送イベントについて、比較的ネガティブな方向から書いてみました。
イベントでは兎も角、このまま携帯端末を貸し出し、視聴して貰うスタイルとしては運用に結びつけるのは非常に難しいと考えます。私の関与したイベントでは比較的オープンなスペースで行ったために端末の貸し出し管理、利用方法説明、盗難防止のための監視などに人員を割かなければなりませんでした。

そこで利用方法として挙げられる有効な手法として、街頭TVのようなものがあるのではないかと思います。最近では電車内でCMを流すサービスが増えて居ます。ああいったものを街中でやっていくと良いと思いますね。意外に日常を観察してみると「待ち」の時間はあるものです。こうした時間に着目し、スポットで動画を打つと効果があると考えます。最近では都内の電車内にあるディスプレイなんか良い例だと思いますが、Mobilのガソリンスタンドも面白いです。給油中という手持ちぶさたな時間を効果的に利用する好例だと思います。

街中の電気の取得できる任意の場所に埋め込み方のディスプレイとチューナーを設置、放送を行うことで地域に根ざしたコンテンツの配信が可能になります。従来のメディアと違い、コンテンツ配信のための配線が不要なところがメリットになります。例えば駅前のバス停。駅やバス会社が賛同してくれれば実現はできそうですし、人も必ず集まったり待ったりするポイントなので、広告を打つ場所としては理想的だと考えるのですが。