我慢のPCモバイル

気がつけばiPhoneユーザが二桁に乗った職場。
上は教授から下は学部生まで揃っているのですが、全員がiPhone万歳なのかというとそうでもないようです。

一部のiPhoneユーザーとiPod touchユーザーから聞こえてくる主張が興味深いです。ある意味信じられないのですが、「emobile + iPod touch + ノートPCで良いじゃん」という主張が数名から聞こえてきます。ノートPCのヘビーユーザが多い環境だからこそ聞こえてくる意見なのかも知れませんが、少なからずこういう意見もあるんだな、というのは面白いところです。

emobile + iPod touch + ノートPCで良いじゃん」という人たちの主張を聞いていると以下のような条件があるようです。

  1. emobilesoftbankの双方にパケット無制限を組むのは損だ
  2. emobileの方が早い
  3. (当然ながら)ノートPCの方が何でもできる
  4. そもそもノートPCは常に持ち歩いている
  5. 実は欲しい
emobileですが私の周りでの流行具合は尋常じゃないですね。9月にとある合宿があったのですが、合宿地の対外線がゴミだったので多くの人がemobileに流れ、結果としてAir H"以下の遅さのemobileになるという珍事が起きたほどです。尤も私はiPhoneでメールの読み書きをしてましたけども。。。

3つ目、4つ目の主張は伝統的なPCモバイラーらしい意見ですね。しかし本当にノートPCは何でもできるのでしょうか。私もプライベート以外ではノートPCを背負って歩いている時間が多いですが、ノートPCは何でもできる一方で、何でもできる状態にするのが難しい側面が多いと言えると思います。ノートPCでモバイルできる場所は非常に限られていると思います。

例えば都心の電車移動がメインだと、座れるかどうか分からないのが現実です。飛行機もビジネスクラス以上は兎も角、エコノミーの机は非常に狭いです。どんなに小さなノートPCでも、前の人がガツンと席を倒すと酷い姿勢を強いられます。
交通機関以外はどうかというと、多くの場合机は狭く、ノートPCを拡げたら大抵余裕は無くなります。電源も長居防止のためもあって殆ど取れる場所はありません。
出先で仕事が出来ることばかりに目が行っていましたが、実はノートPCによるモバイルは我慢の連続だったのではないか、と思うようになりました。
運転手付きの高級車の後ろに乗る生活をしないと、ノートPCで本当の意味で快適なモバイルは出来ないのではないかと思う今日この頃です。