防水デジカメに悩む μ1030SW W60 DMX-CA8

古めのデジカメとフィルムカメラを集めたり、写真を撮ったりするのを趣味にして居ますが、どうしても現状保有機で写せないシチュエーションとして雨天、水中がありました。記録的な意味合いも含め、こうした局所での撮影というのは是非やってみたいポイントでした。

久しぶりに出張以外の旅行の予定が決まり、連れとシュノーケリングをしよう、という話が出てきました。
折角のシュノーケリングなので、前々から気になっていた防水対応デジカメを買おうかな、とぼそっと呟いたところ、連れにすんなりと賛成されたので本腰を入れて探し始めた次第です。

ジャンク・中古好きとしてはCASIO GV-20のが好みです。デザインからしてごっつくて良いのですが、やはりゴムパッキンなどの劣化が気になります。あちこちのサイトを見る限り、ゴムの耐用期間は1年程度のようですしね。価格.comの情報に寄ると、防水用Oリングは2008年8月現在にパーツとして出た、という情報もあります。
昔、2002年頃でしたでしょうか。こち亀のネタに薄くてファッショナブルな携帯電話が流行る中、「漢の携帯」と題して耐衝撃、防水、防塵、宇宙対応の機種を発売し、ブレイクするというものがありました。デザイン的にもその「漢の携帯」に近いものがあり、気になる機種なのですが、如何せん古いですね。。。200万画素でもレンズが良ければ絵になりますが(QV-2900UXとかE-100RSとか素敵)、ちょっと厳しそう。それでも単三電池2本までが許容範囲なので、4本は多いですねぇ。2本であればDimage X20の代わりに使うのもやぶさかではないのですが。

手持ちのデジカメのうち、ミノルタ辺りに防水ケースも出ていますが、異様にかさばるのと、ゴムパッキンの劣化が気になるので見送りです。

まぁ、今回は連れの賛成もありましたし、大人しく新品で探しましょう。流石に全部購入して比較、というわけにはいかないので店頭で弄った感想や、利用者の感想をまとめてみたいと思います。

まずはオリンパスのμ1030SW。防水だけでなく、耐衝撃も唄われています。店頭で持った印象としては重さが気になりました。ごっつさを感じる安心感はありますが。。。ごっつさを感じる反面、レンズプロテクタがやや頼りないイメージがあります。利用者の感想に寄ると、やはり砂を噛むケースがあるようです。
防水に関しては心配な記事が。。。レスの数からするとそういう個体もある、くらいの話のようですが気になりますね。
また、海中での撮影中、レンズ周辺の金属に光が反射し、写り込むケースがあるそうです。それに対し、ゴムパーツがオリンパスより配布されているとのことですが、黒く塗る強者も居るとか。。。

あちこちの店頭を見ているうちに気になったのは塗装の問題です。店頭というある意味過酷な環境でフロントの塗装が剥げている個体を多く見掛けました。なお、フロントの型番はまず確実に消えるようです。

機能面で気になるのは手振れ補正が無いことでしょうか。今までのデジカメが手振れ補正が無いモデルばかりだったので、新品を買うからにはちょっと欲しかったのですが。

作例を見る限り、画質はユーザー投稿を含めて見てみても良さそうなので、ボディの仕上げ周りが気になるのが残念です。同時に本体価格以上のフラッシュの効能に驚き、溜め息を付くわけですが。

ライバルとして挙げられるのがこちらPENTAX W60。店頭で持ってみると驚くほどの軽さです。展示品を見てみてもそれほどダメージのある個体が見られないのも特徴ではないでしょうか。

レンズバリアが無いのはGV-20同様、イサギが良い反面、指紋が気になります。また、過酷な環境下ではレンズ面にキズが入ることも予測されるので、やや疑問は残るところです。GV-20のようにレンズが小さく、ゴムパーツが盛られていればまだ良いと思うのですが。防塵を唄っているのに砂が詰まる可能性のあるμ1030SWと、レンズ面が傷だらけになる可能性のあるW60だと、悩ましいですね。

肝心の画質ですが、価格.comのユーザーの作例はなかなか良いのですが、メーカーの作例は残念です。肌の描写は不得意なんでしょうか?まぁ、高画質重視の場合はフィルムなり、TVS DIGITALを使えば良いので、軽さをタフネスをまず買えば良いのかも知れません。

個人的に本命はXacti DMX-CA8だったりします。カメラ馬鹿、ヲタクとしては複数台カメラを持ち歩きたい反面、使い分ける理由も欲しいのですが、防水以外に動画という理由が成立するDMX-CA8は嬉しい存在です。肝心の防水機能が1.5m耐水というのは心配なポイントですが、記録用途で普段使おうと思うと京セラ サムライのような片手持ちが基本のDMX-CA8は何かと便利だと思いますしね。
動画に強い機種を持たなかったのでYouTubeをはじめとする動画投稿サイトはもっぱら見るだけでしたが、何か面白い使い方や投稿ができるかも、と思ったり。死蔵するだけの動画と違い、投稿を考えるとDMX-CA8の品質で当面十分でしょう。

CMOSというのが「何を今さら」感があるのですが、メーカーのサンプルの女の子はW60以上に泣けます。nikkei trendyのレポートを見ると、等倍にしない限りは及第点かな、と思います。
それにしてもDMX-CA8で検索をすると、静止画を撮ってアップしている人の少なさが気になります。特に人物の写真が無いのでメーカーサンプルの人肌が泣ける分、引っ掛かるものがあります。

実機を触ってみた感想としては、まず大きいということ。この大きさにするならもうちょっと耐衝撃を謳えるような雰囲気にして欲しかったです。一番微妙だと思ったのは各種ボタン関係のフニャフニャ・・・むしろブヨブヨ感。弄っていると、「あぁ、暫くするとこのボタンの奧のゴムが劣化して切れ、そこから水が入るのかなぁ」と心配になってしまいます。
また、シャッターに関してはブヨブヨしている割にしっかり押し込む必要があるため、フェザータッチに慣れているとややぶれやすいですね。

片手で撮れる、というのはサムライ同様、メモ機、レポート作成機としては最高のアドバンテージなのですが、手振れしやすいのが難点になってきます。画面を見て確認する限りでは手振れ防止機能は役に立っているようです。動画撮影もいじってみましたが、ホームビデオカメラっぽいブレは完全には止まりませんが、こんなものじゃないかなぁ、と思います。

DMX-CA8には1cmまで寄れるマクロがあります。Dimage X20でも感じていますが、マクロに強いデジカメは備品管理に役立ちます。しかしDMX-CA8の場合、片手で撮影が必要なので、どうも腕がプルプルしてしまいます。拳銃のように構えると液晶が邪魔なので、右手首に左手を添えるような格好になります。あんまりマクロ向きのボディ形状ではないですねぇ。

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不評なポイントであるバッテリーについてはこんな3rdパーティー製のものがあったりします。この値段で手に入るなら良いかな、と思います。

というわけで、現状ではDMX-CA8を使ってみようかなぁ、という気持ちが割と大きめです。