ポータブルヘッドフォンアンプ FiiO E5を使用中

ここ1週間、ポータブルアンプ FiiO E5を使用しています。
国内だとeイヤーやオヤイデで3500円程度で購入できます。
私の場合はe-bayでポチッとしてきました。送料込み$28ほどでした。到着まで1週間ほど。国内では品薄気味なようなので、自己責任で個人輸入も面白いのではないでしょうか。

オーディオの方は10年以上やりましたが、アンプの重要性を感じる一台でした。スピーカーやDAPに比べるとイマイチ存在感が薄いアンプ。投資に対して気後れを感じる人も居るのではと思います。アンプを構成するパーツは数あれど、やはり肝は電源ではないでしょうか。当時使っていたYAMAHA NS-1000M。並のアンプだとさっぱり低音が出ず、浮ついた感じがするのですが、A-2000当たりを入れると途端にビシッと決まったのを思い出します。文字通り肝が据わる、といった感じ。

話はポータブルに戻ります。普段、私が利用しているのはVictorのHP-FX500です。これがまたくせ者で、iPhone程度ではさっぱり響きません。暫くiPhoneでの使用は諦め、ヘッドフォンアンプとして使っているTechnics SU-DA10で利用していたほどです。SU-DA10は光入力はサッパリダメですが、アナログ2chはとても真面目に作ってある変なAVアンプなのですが、これとHP-FX500だとちゃんと響きます。弦バスが気持ち悪いほど唸る素質はあるのですが、iPhoneだとそんな片鱗すら感じさせないため、半ば諦めていました。

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そこでFiiO E5。恐らくポータブルヘッドフォンアンプを使えばHP-FX500を鑑賞できると思っていたものの、どうも試しに買うには考えてしまうものが多く、デジカメよりも大きなモノが多いため、ずっと見送り続けていました。この小ささと値段(送料込み$28)なら、と買ってみたのですが十分に満足できるモノでした。やはり半ばモバイルコンピュータなiPhoneですから電力もコストもアンプにはそれほど割かれて居ないのではないでしょうか。FiiO E5を使うようになり、暫く離れていたJazzをよく聞くようになりました。
よくレビューでは「低音が出るようになった」とありますが、全域に余裕が出るようになった、というのが個人的な感想です。

先に書いたように「アンプでそんなに変わるんですか?」「イコライザーか何かですか?」と聞いてくる人には説明が面倒なのでアンプのみを貸し出していますが、皆さん驚かれますね。FiiOそのものは中々の売れ行きのようですが、FiiOを買ったユーザーが今後ステップアップし始めるとポータブルヘッドフォンアンプの世界は面白くなっていくでしょうね。